【ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 Server AutoinstallをNginxで配信する

【ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 Server AutoinstallをNginxで配信する

はじめに Ubuntu ServerのAutoinstall を使うと、インストール時のユーザー作成、SSH設定、パッケージ追加、ストレージ構成などを自動化できる。今回は、Ubuntu 26.04 ServerのAutoinstall設定をISOに直接埋め込まず、NginxからHTTP経由で配信する構成を作成した。ISO側には起動パラメータで seed URLだけを指定し、`user-dataを変更すればインストール内容を変えられるようにする。この構成にしておくと、Autoinstallの設定を修正するたびにISOを作り直す必要がない。最終的に /var/www/autoinstall/ の直下に user-data、meta-data、vendor-data、network-config を配置する構成にする。 全体構成 構成イメージは以下のとおり。 flowchart TB VM["Ubuntu 26.04 Server ISOで起動したVM"] Nginx["NginxサーバIP: 192.168.11.170Port: 8080DocumentRoot: /var/www/autoinstall"] VM -->|HTTP GEThttp://192.168.11.170:8080/user-datahttp://192.168.11.170:8080/meta-data| Nginx Autoinstallの設定ファイルは、NginxからHTTPで配信する。 インストール対象のVMは、起動時に指定されたNoCloud…
【ubuntu26.04】Ubuntu ISOにAutoinstallを埋め込む方法

【ubuntu26.04】Ubuntu ISOにAutoinstallを埋め込む方法

Ubuntu ServerのISOを編集して、起動直後にAutoinstallが始まるようにする。 通常はGRUB画面で毎回、次のカーネルパラメータを手入力する必要がある。例えば以下のようなパラメータをGRUBで入力する必要がある。 autoinstall ds=nocloud-net\;s=http://192.168.11.170:8080/ これをISO内のgrub.cfgに埋め込んでおくと、ISOから起動するだけで自動インストールを開始できる。 環境 作業はUbuntu 上で行う。 今回の例ではUbuntu Server26.04のISOを使う。 ubuntu-26.04-live-server-amd64.iso 必要なパッケージを入れる。 sudo apt updatesudo apt install -y xorriso squashfs-tools rsync インストールパッケージは以下になる。 パッケージ役割xorrisoISOファイルを展開・再作成するためのツール。カスタムUbuntu ISO作成で使うsquashfs-toolsUbuntuインストーラ内の圧縮ファイルシステムを展開・再圧縮するためのツールrsyncISOの中身をコピー・同期するためのツール。 ISOをダウンロードする 公式サイトからubuntu26.04のISOとSHA256SUMSを取得する。 mkdir -p ~/isocd…
【ubuntu26.04】Ubuntu Server 26.04でSSHのポート変更と鍵認証を設定する

【ubuntu26.04】Ubuntu Server 26.04でSSHのポート変更と鍵認証を設定する

Ubuntu Serverを構築したあと、最初に見直したい設定の一つがSSHだ。 SSHはサーバーへリモートログインするための重要な入口だ。設定を間違えると外部からの攻撃対象になりやすく、逆に変更手順を誤ると自分自身がサーバーへ接続できなくなる。 この記事では、Ubuntu Server 26.04 LTSでSSHの待ち受けポートを変更し、公開鍵認証でログインできるようにしたうえで、パスワード認証を無効化する手順をまとめる。 なお、SSHポートの変更は攻撃を根本的に防ぐ対策ではない。標準ポートである22番への総当たりアクセスやログノイズを減らす目的として考えるのがよい。本命の対策は、鍵認証を使い、パスワードログインを無効化することだ。 検証環境 この記事の手順は、以下の環境で確認した。 今回の環境は次のとおり。 項目値OSOS: Ubuntu Server 26.04 LTSSSHサーバーOpenSSH ServerOpenSSHOpenSSH_10.2p1変更後のSSHポート2222 Ubuntu 26.04では、SSHの待ち受けにssh.socketが使われる。そのため、/etc/ssh/sshd_configや/etc/ssh/sshd_config.d/*.confでPortを変更したあと、ssh.serviceだけを再起動しても待ち受けポートが変わらない場合がある。 Ubuntu 26.04でSSHポートを変える場合は、設定変更後に以下も実行する。 sudo systemctl daemon-reloadsudo systemctl restart ssh.socketsudo systemctl restart ssh.service…
【Ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 Serverで固定IPアドレスを設定する方法 Netplanの書き方と確認手順

【Ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 Serverで固定IPアドレスを設定する方法 Netplanの書き方と確認手順

Ubuntu Serverを自宅サーバー、検証用VM、Proxmox VEやESXi上のサーバーとして使う場合、IPアドレスを固定しておくと管理しやすくなる。 この記事では、Ubuntu 26.04 ServerでNetplanを使って固定IPアドレスを設定する手順を整理する。実機のUbuntu 26.04 LTS環境でも、設定例の構文確認まで検証している。 検証環境 項目内容OSUbuntu 26.04 LTSコードネームResoluteNetplannetplan.io 1.2-1ubuntu5ネットワーク管理systemd-networkd検証環境Proxmox VEインターフェース名ens18 Ubuntu 26.04 LTSは2026年4月23日にリリースされた長期サポート版である。標準サポート期間は5年で、2031年4月までセキュリティ更新と重要な修正が提供される。 固定IPを設定する前に確認すること まず、現在のネットワーク情報を確認する。特に重要なのは、以下の4つである。 ネットワークインターフェース名 現在のIPアドレス デフォルトゲートウェイ DNSサーバー インターフェース名を確認する 以下のコマンドで確認する ip addr 短く確認したい場合は、以下でも構わない。 ip -br…
【Ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 LTSの最小構成をAutoinstallで自動インストールする

【Ubuntu26.04】Ubuntu 26.04 LTSの最小構成をAutoinstallで自動インストールする

この記事では、Proxmox VE上にUbuntu Server 26.04 LTSの検証用VMを作り、Ubuntu InstallerのAutoinstallを使って最小構成で自動インストールする。 この記事でやること Ubuntu 26.04 LTS Server ISOをProxmoxに配置する Windows PC上のPowerShellワンライナーでuser-dataとmeta-dataをHTTP配信する Proxmox VEで検証用VMを作成する セットアップ画面にてAutoinstallを開始する 前提 今回の環境は次のとおり。 項目値Proxmox VE9.1.1Proxmox 管理 URLhttps://192.168.11.99:8006Proxmox ノード名pveUbuntuRHEL 9.7RHEL ISOubuntu-26.04-live-server-amd64.isoVM 名ubuntu-2604-autoinstallVM ID102CPU2 coresメモリ4096 MiBディスク40…